フェス飯クラブ / Fesmeshi Club

世界の味を食べ歩き!フジロックフード旅

世界の味を食べ歩き!フジロックフード旅

  フジロックフェスティバルが終わってしばらく経ち、気づけば季節は秋。今年も多くのアーティストたちが熱いパフォーマンスを繰り広げ、音楽ファンやフェス好きにとって忘れられない3日間となりました。会場で、音楽と同じくらい私たちを楽しませてくれたのが「フェスごはん」。会場内の飲食エリアにはたくさんの店舗が立ち並び、熱気とにぎわいに包まれていました。あの光景を思い返すと、音楽の記憶と同じくらい、フェスごはんの思い出も鮮やかによみがえります。今回は、国内外から多くの音楽ファンが集まるフジロックだからこそ出会えた、“世界の料理”にフォーカスしてご紹介します!

まずはORANGE CAFÉ。会場最奥、森の中を抜けて到着。飲食店が一列にずらっと並び、その向かいには大きなテントスペースにテーブルと椅子があり、ゆったり休憩しながら過ごせるおすすめスポットです。

Tokyo Farmer’s kitchen
バーベキュータコス 800円


カラフルな看板を発見!タコスのそれぞれのメニューに唐辛子マークがあり、それで辛さがわかる仕組み。そんな中に唐辛子マークのないタコスが。タコスって気軽に食べられるけど辛いし、、、と避けていた方に朗報です。マイルドなタコス、ここにありました。

辛さゼロをチョイス。辛さが無くてもバーベキュー味が濃厚でおいしい。しっかりと予めタコスも包まれていて柔らかすぎないソフトシェル、片手で食べやすい。味付けもくどくなく、ぺろっと食べれました。 辛いのが好きな方は、スパイシーなタコスにハラペーニョを追加するのもいいかも。タコスというと丸い平皿に並べられてるイメージだけど、野外フェスで蓋付きタイプの容器なのはうれしいポイント。



 続いて会場内で一番お店が多いOASISエリアへ

RAICES
エンパナーダ(ミート)600円

たくさんあるお店の中から食べた事ない世界の料理ないかな〜と探していると、アルゼンチンフーズの文字を発見。エンパナーダとは、アルゼンチンのミートパイ。

スタッフのお姉さんに「ビーフ一択です!」とおすすめされるも、「エンパ茶ナーダ」という抹茶入り生地のバリエーションも発見。かなり迷いましたが、今回はまずスタンダードなビーフを選んでみました。

中にはしっかり味付けされた牛ひき肉や玉ねぎなどの具材がぎっしり。味は濃すぎず、ほんのりスパイスの効いた絶妙なバランス。外側の生地は香ばしくてふんわりしていて、これはもう…ビールが欲しくなるやつです。ちなみに“茶ナーダ”は生地に抹茶を練り込んでるんだとか。どんな味なのか想像がつかないので、次回挑戦してみようと思います。



OASISエリアを歩いていると、またまた食欲そそる香り!吸い込まれるように辿り着いたのがこちら

ブラジルグリル
牛ランプ肉シュラスコ 1400円


食べログ百名店にも選ばれた本格シュラスコ。目の前でシェフが豪快にお肉を焼いているのを見ていると、食べたくなってしまいました。

セットメニューだと丼タイプになるらしいが、潔く肉のみをチョイス。しっかり焼かれてるのに、想像以上に柔らかくてジューシー。そして薄切りなのでパクパクと手軽に食べられます。シュラスコ特有のスモーキーな香りと、肉そのものの旨みがしっかり感じられるのが魅力。“獣っぽい旨さ”というと少し荒々しく聞こえるかもしれませんが、それがまさにシュラスコの醍醐味。肉好きをうならせる味です。添えられた野菜のビネガーソースも最高。
肉の脂との相性良すぎます。重たくならずに最後までおいしくいただけました。



こうして思い返すと、音楽だけでなく、ごはんの時間もフジロックならではの楽しみのひとつでした。お店の店員さんとのちょっとした会話や、さまざまな国の料理を味わうことで、一皿ごとに小さな旅をしているような気分になれたのです。来年はどんな料理と出会えるのか、今からもう楽しみです。


FUJI ROCK FESTIVAL’25
日時:2025年7月25日(金)~27(日)
会場:新潟県湯沢町苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com/